演技微妙だった?子役のひどさでクオリティ下がった?第3弾「岸辺露伴は動かない」感想

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第3弾「岸辺露伴は動かない」面白かったですか!?

3年連続の放送である『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのスピンオフ「岸辺露伴は動かない」のドラマ版いかがでしたか?

若干ネタ切れ感がある「ホットサマー・マーサ」「ジャンケン小僧」の2本でしたが、今回も世間では大好評だったみたいですね。

ですが個人的にはどうだったかというと

ちょっと微妙だったかな・・

という感じです。

正確には微妙なとこが目立ったというか、気になってしまった感じです。

では一体どういった部分が微妙に感じたのか?よかった部分はどこか?次回作に期待する部分はどこかに関して書いていきたいと思います。

世間の意見とはズレているかもしれない個人の感想ですので予めご了承ください。

実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」!!なぜここまで評価されたのか考察&感想!!
正確に言えばジョジョ感というより荒木飛呂彦感というべきでしょうか。ジョジョといえばシュールでホラー感ある世界観、独特のセリフ回し、ぶっ飛んだキャラクター、モードなファッションでお馴染みですが、あれを実写表現するとなるとどうしてもコスプレ学園祭になってしまうところを本作では絶妙にバランスの取れた調整がされています。

第7話 「ホットサマー・マーサ」の感想

 

これは正直原作側のほうが悪いかもしれない

いきなり何を言ってる?という感じですが、ちょっと映像化するにあたって尻すぼみ感や不要な部分があったと思う。

最近の作品だけに荒木節が別のベクトルで消化不良のようなシナリオにまとまっていると感じる。

コロナ過の内容は必要だったのか?

これは原作に入っていたのでしかたないとは思うが、ちょっとタイミングが遅く感じた。

というのも、もちろん2022年~2023年まだコロナ過は続いてるが、岸辺露伴がイライラしてしまうほどの状況は、なんとなく1年遅い雰囲気ではないか?

それに今回より前の話でマスクなんかつけてないし、急に現在の状況とリンクさせられても変なメッセージ性感じちゃうよ!

というのは屁理屈ですが、どちらかというとそのあとの話にもほぼ関連なかったのが不満部分です。

原作踏襲しているのでしょうがない部分はあるが後々見たときに、当時の情勢は感じ取れるが時代背景など感じてしまうのはそれはそれで微妙なとこだと個人的には思うので、やはりこれは蛇足ではないかと思いました。

バキンって必要なのか?

露伴が飼っていた子犬のバキンですが、ここもそれなりに序盤描写があったにも関わらず役どころと言えばかなり時がたってしまったので「いつの間にか成長してしまった」という演出になったのみ。

もちろんこれも重要ではあるが同様のことが起きた映画『インターステラー』ほどの「やっちまった・・うわっ・・もうこれ取り返し付かないよ・・」感が犬では弱かったかな。

まぁジョジョ作品なので犬はひどい扱いを受けやすいという流れが、若干マイルドだったのでその点が不完全燃焼かな・・・ダニーとか思い出すとね・・

イブのお腹の子供はなんなのか?

ボクが一番気になってしょうがないのはここです!

露伴本人は自分(?)の犯した不貞よりも漫画のことでかなり騒いで冷静ではなかったかもしれないが、変人ならこっちのほうが気になるでしょ!

物語終盤、イブという露伴のファンの女が露伴に成り代わった「何者か」の子供を身籠る。

ここで焦点は「露伴の不貞」「イブの不気味さとサイコな行動」による恐怖演出で、「露伴はどうやって助かる気なのか?」「時間は戻るのか?」「バキンは大丈夫なの?」ばかり気になるが

露伴に成り代わった「何者か」の子供はなんなのか?のほうがずっと怖いと思う。

正直人間でないものの子供なので、そのまま普通に生まれると思えない。

露伴本人はなぜこのことに興味を抱かなかったのか不思議でしょうがない。

あれは体を乗っ取られたので、やはり露伴だったのか?それとも露伴に似た何かだったのか?

イブ役の女優さんが絶妙

終盤のキーパーソンのイブの存在が非常に良かった

演技力もそうだが、かなり顔と雰囲気が素晴らしく役の采配が大当たりです。

大体やってしまいがちなのが美人をキャスティングしてしまい「いや、美人だからいいじゃん」「美人過ぎて演技が入ってこない」となりますがイブにそれはない!

失礼ながら決して美人ではない女優である古川琴音さんのあの顔がすごい怖さを助長できていた。

いい意味ですごく不快で不愉快な気分になれたので、それだけで他の気になる部分は目をつぶれる気がした。

よくこんな素晴らしい女優さん連れてきたなと制作人をほめたくなりますね。

第7話 「ジャンケン小僧」の感想

ジャンケン小僧

とにかく子役の演技が最悪

この話に関しては肝心のジャンケン小僧の演技が最悪すぎてシリーズの中ではかなりチープに感じた。

予め断っておくが子役の悪口を言っているわけではない。

子役の演技単体で見るとあの年齢で非常に頑張っているし、よく演じられていたと思う。

かなり努力をしているし事務所側のプッシュも感じる。

しかし感じるのは「あの年齢で演技頑張っている」というだけであって、この作品の演技としては適切ではないと思う。

幼少期からドラマに出ていてがんばって役に入ろうと努力している子役として見ているのではなく、どれだけ原作のイメージを壊さずに実写に違和感なく落とし込むのか見たかったのだ。

この子役がやっているのは「台本をしっかり読んで頑張って演じている」にすぎず、「どれだけ荒木ワールドを違和感なく表現できるか?」ということに意識がいっていないように感じる。

子役本人もジョジョ好きではなく、参考程度に原作のジャンケン小僧を見た程度のなのではないか?

具体的に言うと、最初に露伴にジャンケンで負けた際の「ま・・・負けた・・」と言うセリフ・・

台本に書いてあったからなのはわかるけど、完全に読んでるだけやん・・

抑揚や変化がない子供が演技をしている感たっぷりのアドリブなしのセリフ・・・

「ま・・・負けた・・」なんて言い方一般的にしないだろ・・

せめて「っ・・・負けたぁぁぁぁ!」みたいな絞り出すような感じならわかるが「ま・・」をほんとにセリフにするなよ・・・

高橋一生がこういった部分が非常にうまいため、余計にこの下手さが目立ってしまって危機感や不気味さを削いでいたように感じる。

生意気そうな演技がよかったなどという意見もあるが、キャラクターに一貫性がなく不気味にも無邪気にも振り切れていない演技を頑張っている子役としてしか見れなかった。

他の話でも子役はいくつか出演していたが、全体の雰囲気をさほど壊すことなく悪目立ちをしなかった分今回のは非常に残念だった・・

ジャンケン小僧のコスプレ感

これも最悪だった・・

今までは原作を踏襲しつつも、ファッション面で上手なアレンジがされていたのだがジャンケン小僧のみ映画のジョジョのようなコスプレ感がすごかった。

原作ではジャンケン小僧自体そこまで奇抜な恰好ではなかったのに、なぜか忌野清志郎みたいな風貌になってしまっていた。

ジャンケン小僧を怪奇現象にしたかったのか、日常の少年にしたかったのか、まったく方向性が読み取れず演技も相まってひどい方向にしかまとまっていないと感じました。

もしこれが1話とかだったらドラマの評価も変わってしまったのではないかと思うほど、大失敗の衣装デザインだと思います。

ガラスが降り注ぐシーンのチープさ

これはやってしまいましたね・・

原作準拠で迫力ある演出かと思いますが、クオリティの低いCGによるガラス・・・

これも映像にこだわりをまったく感じず、蛇足に感じる・・

こんなことをやるくらいならアレンジでもいいのでCGに頼らない別のものにしてほしかった・・

どうした制作人!?

第3弾「岸辺露伴は動かない」に関してまとめ

じゃんけん

以上、今回は辛口になりましたがやはり3回目ともなると目が肥える分、微妙な部分が目立ってしまいますね。

さすがに原作ストックも尽きてきたので映画版以降作られるようなことはないと思いますが、是非最初の雰囲気などはしっかり方向性として定めておいてほしいですね。

ではでは

 

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