2022年6月18日にあの『スプリガン』の新作アニメが出るだって!?
昨年末から情報だけがあり、放送が未定だったNetflixのアニメ『スプリガン』の放送日が決定しました。
ボクは昔から原作のファンで、以前制作された劇場版も何度も観るくらい大好きな作品です。
今作をより楽しむために最近原作漫画を最初から読み直しましたが、より楽しみになってきました。
今回はその『スプリガン』に関してざっくり解説をしていきます。
スプリガンってどんな作品?
『スプリガン』は、たかしげ宙(原作)、皆川亮二(作画)による漫画で1989年~1996年まで週間少年サンデーで連載されていました。
あらすじ
はるか超古代、現代を遥かに上回る科学力を持つ文明が存在した。ある遺跡から発掘された金属板に、その超古代文明の人々からの警告が記されていた。「我々の残した遺産を、悪しき者より守れ」と。そのメッセージに従い、特殊組織「アーカム」は、彼らの遺産(オーパーツ)をあらゆる権力から守り、封印するチームを結成した。アーカムのトップエージェントは、「スプリガン」と呼ばれる。この物語は、アーカムのスプリガンの一人「御神苗優」の戦いを描くアクション漫画である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
簡単に言えば、毎回1章ごとのオムニバス形式で展開されるストーリーのミリタリーSFアクション作品です。当時の少年誌には珍しくかなりマニアックなミリタリー知識や用語を多用しており、かなり読者を選ぶ部類だったかと思います。
一応話は繋がっていますが、本筋のストーリーなどはなく、オムニバス形式で展開されるので毎回すっきりとして終わりを迎えて違うワクワクした現象が出てくるのでさながらドラマのようです。
ですので今回のNetflixアニメは非常に向いているのではないかと思っています。
登場人物
御神苗優
本作の主人公で高校生にしてスプリガンの中でも屈指の実力者。「A.M(アーマード・マッスル)スーツ」という特殊なスーツを身にまとい、類まれな戦闘センスと起点・博識な頭脳により数々の修羅場を潜り抜ける。作中でも事あるごとに潜在能力を認められており、最初から最後まで最強の存在。
※なぜか毎章出るたびに微妙に顔や髪型が変わるので気になってしまう。意図的なのかな?
ジャン・ジャックモンド
スプリガンの一人でかなり好戦的な金髪長髪の男。超古代文明の遺産であるライカンスロープと呼ばれる獣人の子孫であり、自身の血を見ると冷静さを失い獣人となり見境なく暴れる。人間状態でも常人を遥かに超えるスピードで動くことができるため、並み人間では全く歯が立たない。
朧
スプリガンの一人で御神の師匠にして中国武術と気功の達人。皆川亮二の作品に出てくる規格外キャラの先駆け。本人は御神のほうが強いと言っているがどう考えても彼のほうが人間離れしているので登場すれば大体敵側がかわいそうになってくるくらいのバランスブレイカー。どんな無敵な相手でも掌底一発で再起不能です。
染井芳乃
御神と同じく高校生であるがかなりのスキルを持った遺跡荒らしの女の子。よく表れてはトラブルを招いたり、逆に助けになったりと面白いキャラクター。殺伐とした世界観と登場人物の中で唯一可愛げのある人物設定。
スプリガンの見どころ
なんといってもミリタリーとSFとオカルトの融合です。
実在の人物や組織・部隊の名称も登場しますし、それに絡めたオーパーツの独自の解釈や架空の歴史設定などなどまるでハリウッド映画さながらの壮大さが全編通して展開されます。
絵柄はあまり最近の作風とは毛色が違いますが、名作のAKIRAを彷彿とさせる退廃的なザラザラした作画で非常に男臭いです。
アニメもいいですが、確実に漫画を先に読んでおくことをおすすめします。
漫画からアニメだと満足すると思いますが、アニメから漫画だとどうしても当時の作画や演出の差が生まれてしまいますので迫力の面で見劣りするかもしません。
もしかしたらアニメではやらない章もあるかもしれませんので配信前までに読んでおきましょう。
以下、からスマホでも読めますので気になる方は是非
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旧劇場版の存在
スプリガンは今作が初のアニメではなく、1998年にアニメーション映画化されています。
ストーリーは原作における「ノアの方舟」の話と「御神苗抹殺計画」を混ぜたような感じで今作を見ただけでもスプリガンの魅力が十分に伝わるようにできています。
しかもあのAKIRAの大友克洋が総監修を務めたという豪華さ!
当時は結構印象的な「戦って、死ね」のキャッチとともにCMも流れていなので、子供ながらに非常に印象に残っています。
音楽も映像もシビれるかっこよさ!
非常に名作ですので漫画を読破した後はコチラを見ましょう!
マニアックなゲームの存在
実は1999年にPlayStation用としてあのダークソウルやエルデンリングでお馴染みのフロム・ソフトウェアから『スプリガン ルナヴァース』 (SPRIGGAN LUNAR VERSE) というタイトルでゲームが発売されています。
決して名作という感じではないですが、当時のフロムのアーマードコアを踏襲したようなゲーム性でダークな雰囲気が漂うカルト作品です。
正直隠し要素としてフロムのキャラや武器が登場するなど、スプリガンよりもフロムのファン向けゲームな気がします・・・・・
それでも隠しボスの朧なんかは原作同様の理不尽な強さで負けるたびに関心したものです。
ゲーム化するなら今の技術でTPS化してもらったらそれなりのゲームができると思うので、フロムじゃなくてもどこかのメーカーから発売されないものか・・・
Netflixアニメ『スプリガン』に関してまとめ
正直配信が1度延期された時はもしかして頓挫するのではないかと一瞬焦りました。
無事配信予定はうれしいですが、作品自体にロシア軍が登場したり、ナチス、ヒトラー等々NGワード満載なのでカットや改変や最悪放送中止などになるのではないかと内心ドキドキです。
オリジナル版が名作ですので、個人的には変な改変など行わずにストレートで全話映像化してほしいものです。
ではでは

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